ひとり旅
偶感(トラックバックテーマ) > 心と身体編 - 2014年07月21日 (月)
日常の世界は、形骸化され埋没していく。
非日常の世界は、何もかもが生き生きと美しく見える。
ひとり旅
旅行中、車窓を眺めながら、
こんなところにも人が住んでいるんだな。
ぼんやりと考えることが好き。
旅先では、生活感ただよう路地裏を歩きたい。
無邪気に遊ぶ子供たち。干してある洗濯物。雑多な日用品。飾ってある花。
それらを尻目に、次は何と出合うのか?何が待っているのか?
袋小路をどこまでも彷徨いたい。
市場。スーパー。コンビニ。
それらを冷やかすことが何よりの楽しみ。
並んでいる野菜が違う。鮮魚が違う。調味料が違う。お菓子が違う。
些細なことで立ちどまることがある。目を瞠ることがある。
上記は、私の部屋に飾ってある絵葉書。
旅先から私自身に宛てた文。
世間の柵から逃れたいと思うことがある。
日常を忘れて、一人になりたいと思うことがある。
実際には、そう簡単にできることではない。
知らない街を歩いてみたい。
風に吹かれて音楽を奏でてみたい。
思いだけがつのる。あこがれだけが強まる。
ひとり旅とは、絶対的な自由、圧倒的な孤独。
それは勇気を伴う。意志を必要とする。
ひとり旅。誰に気兼ねすることなく、足の向くまま。
好きな時に、好きな(人の)ところへ行くことができる。
立ちどまって、仄かな感触を確かめることもできる。
ひとり旅。見聞を広めることによって、知識を深めたい。
自身の価値観を再構築したい。
自己対話を繰り返すことによって、己を再認識したい。
精神修練の意味合いも多分にある。
ひとり旅を楽しむ。それは容易なことではない。
一人で異国の地を歩いていた時、
同行者がほしいと思ったことは数知れない。
ちょっとした買物、食堂での席の確保、
荷物を見張っていてくれる人がいたらと感じた。
転寝することもままならなかった。
全ての行動が、自己責任に帰属。
現実が常に目の前にあり、思考力が求められる。決断力が試される。
誰の助けも借りることができない、相談することができない。
緊張の連続を強いられる。心に余裕が持てなくなる。
人を信じたい。心を許したい。
出合いを強く望みながら、自分を守れるものは己のみ。
人を疑う警戒心との狭間で、距離感に戸惑い、葛藤に苛まれる。
同行者がいる旅。
人数が増えるほど、責任が分担され、
旅への不安は消える。
人数が増えるほど、最大公約数的な旅となる。
観光地巡りが中心となり、公の場所への旅となる。
スケジュール重視の旅となる。
外の世界より、内部の触れ合いに重点が置かれる。
旅。複数で行動すると、一人になりたくなる。
一人で行動すると、人恋しくなる。
感動を誰かと分かち合いたくなる。想いを誰かに伝えたくなる。
旅は「出合う」ためにするものである。
人は孤独を愛しながらも、一人では生きていけない。
非日常の世界は、何もかもが生き生きと美しく見える。
ひとり旅
旅行中、車窓を眺めながら、
こんなところにも人が住んでいるんだな。
ぼんやりと考えることが好き。
旅先では、生活感ただよう路地裏を歩きたい。
無邪気に遊ぶ子供たち。干してある洗濯物。雑多な日用品。飾ってある花。
それらを尻目に、次は何と出合うのか?何が待っているのか?
袋小路をどこまでも彷徨いたい。
市場。スーパー。コンビニ。
それらを冷やかすことが何よりの楽しみ。
並んでいる野菜が違う。鮮魚が違う。調味料が違う。お菓子が違う。
些細なことで立ちどまることがある。目を瞠ることがある。
上記は、私の部屋に飾ってある絵葉書。
旅先から私自身に宛てた文。
世間の柵から逃れたいと思うことがある。
日常を忘れて、一人になりたいと思うことがある。
実際には、そう簡単にできることではない。
知らない街を歩いてみたい。
風に吹かれて音楽を奏でてみたい。
思いだけがつのる。あこがれだけが強まる。
ひとり旅とは、絶対的な自由、圧倒的な孤独。
それは勇気を伴う。意志を必要とする。
ひとり旅。誰に気兼ねすることなく、足の向くまま。
好きな時に、好きな(人の)ところへ行くことができる。
立ちどまって、仄かな感触を確かめることもできる。
ひとり旅。見聞を広めることによって、知識を深めたい。
自身の価値観を再構築したい。
自己対話を繰り返すことによって、己を再認識したい。
精神修練の意味合いも多分にある。
ひとり旅を楽しむ。それは容易なことではない。
一人で異国の地を歩いていた時、
同行者がほしいと思ったことは数知れない。
ちょっとした買物、食堂での席の確保、
荷物を見張っていてくれる人がいたらと感じた。
転寝することもままならなかった。
全ての行動が、自己責任に帰属。
現実が常に目の前にあり、思考力が求められる。決断力が試される。
誰の助けも借りることができない、相談することができない。
緊張の連続を強いられる。心に余裕が持てなくなる。
人を信じたい。心を許したい。
出合いを強く望みながら、自分を守れるものは己のみ。
人を疑う警戒心との狭間で、距離感に戸惑い、葛藤に苛まれる。
同行者がいる旅。
人数が増えるほど、責任が分担され、
旅への不安は消える。
人数が増えるほど、最大公約数的な旅となる。
観光地巡りが中心となり、公の場所への旅となる。
スケジュール重視の旅となる。
外の世界より、内部の触れ合いに重点が置かれる。
旅。複数で行動すると、一人になりたくなる。
一人で行動すると、人恋しくなる。
感動を誰かと分かち合いたくなる。想いを誰かに伝えたくなる。
旅は「出合う」ためにするものである。
人は孤独を愛しながらも、一人では生きていけない。