名前をつけるということ。
偶感(トラックバックテーマ) > 家族愛・恋愛編 - 2013年09月14日 (土)
出生届を役所に提出した日のこと、
私の晴れの思い出です。
無事に誕生してくれた母子のことを想い
何ともいえない誇らしい面持ちだったような…
子供に名前を授ける。大仕事でした。
名前をつけるにあたって、半年近く悩みました。
どこの親御さんも似たり寄ったりなのでしょうね。
名前は、その個の存在を表し、一生ついて回ります。
名前は、その個の人生に、はかり知れない影響を及ぼします。
名前は、形として現れる、親からの大切な贈りもの。
最初は名前の響きから入りました。
図書館を活用。音相学について調べました。
あ段や、う段などの響きから始まる名前は、
その個にどのような影響を及ぼすのか?調べました。
例えば女性は、ま行の名前が多いなどの統計も調べました。
漢字については、由来辞典を参照。字数も調べました。
吉田兼好「徒然草」をひもといている時、
下記の一文と出合いました。
「人の名も、目慣れぬ文字を付かんとする、益なき事なり。
何事も、珍しき事を求め、異説を好むは、浅才の人の必ずある事なりとぞ。」
親しみやすい名前をつけたいと考えました。
誰もが読める漢字を用いたいと思いました。
木や草花など、自然界に存在する普遍的な言葉から取り入れたいと思いました。
古くからある名前で、現代、未来でも通じる名前をつけたいと思いました。
祖父母が、素晴らしい名前だと承認してくれる名前であり、
親類の女子高生や小学男子が、慶んでくれる名前でもありたいと思いました。
名前をつける。大変なことなんだなぁ。
生みの苦しみを経験しました。
大上段に振りかざしすぎても、なんですが…
私の知人の子供に、「きらら」ちゃんという子がいます。
最初に名前を聞いた時は驚きました。
今、人としてもっとも大切な
挨拶がきちんとできる女性に成長しています。
笑顔がきらきらと輝いて、
名前の通りステキな女性に成長しています。
良い名前だなと感じています。
森鴎外のご子息の名前、当時も斬新だったと思います。
於菟(おと)、茉莉(まり)、杏奴(あんぬ)、類(るい)
それぞれが医者、作家として立派な社会人に成長しました。
現代は、個性が尊ばれる時代、名前も多様化していています。
保育園や、小学校の連絡網、子供の名前の半数以上が判読できません。
DQNネームという言葉があることを知っています。
また名前によって就職差別が起こっていることも知っています。
大切なことは、名づけるにあたっての親の想い、
社会生活を営む親の態度なのかなと感じています。
わが子は特別であってほしい。
他の子供よりも優秀な子供であってほしい。
これが、近年の競争化社会の親の総意だと考えています。
普通ではダメ。人と違った珍しいこと、個性的なことをさせたい。
特別な教育を施したい。最新の流行を取り入れたい。
この感情は、親として理解できます。
私自身、浮き足立つ心を抑えるのにやっきとなります。
両足を地面につける必要があると感じています。
普通のこと、当たり前のこと、
過去から脈々と続く先人たちが培ってきた経験、
受け継いできた知恵が、どれほど大切なことなのか
しっかり認識する必要があると考えています。
基本的なこと、伝統、風習、
ついつい見逃されがちになってしまいます。
諸先輩方の言葉に耳を傾け、知恵を学び、
着実に歩みたいと思っています。
いつの日か大人になった娘に
「ステキな名前を授けてくれてありがとう。」
そう言ってもらえることが、私の目標です。
そんな日、来ないかっ^^
私の晴れの思い出です。
無事に誕生してくれた母子のことを想い
何ともいえない誇らしい面持ちだったような…
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第1705回「子供につけたい名前」
子供に名前を授ける。大仕事でした。
名前をつけるにあたって、半年近く悩みました。
どこの親御さんも似たり寄ったりなのでしょうね。
名前は、その個の存在を表し、一生ついて回ります。
名前は、その個の人生に、はかり知れない影響を及ぼします。
名前は、形として現れる、親からの大切な贈りもの。
最初は名前の響きから入りました。
図書館を活用。音相学について調べました。
あ段や、う段などの響きから始まる名前は、
その個にどのような影響を及ぼすのか?調べました。
例えば女性は、ま行の名前が多いなどの統計も調べました。
漢字については、由来辞典を参照。字数も調べました。
吉田兼好「徒然草」をひもといている時、
下記の一文と出合いました。
「人の名も、目慣れぬ文字を付かんとする、益なき事なり。
何事も、珍しき事を求め、異説を好むは、浅才の人の必ずある事なりとぞ。」
親しみやすい名前をつけたいと考えました。
誰もが読める漢字を用いたいと思いました。
木や草花など、自然界に存在する普遍的な言葉から取り入れたいと思いました。
古くからある名前で、現代、未来でも通じる名前をつけたいと思いました。
祖父母が、素晴らしい名前だと承認してくれる名前であり、
親類の女子高生や小学男子が、慶んでくれる名前でもありたいと思いました。
名前をつける。大変なことなんだなぁ。
生みの苦しみを経験しました。
大上段に振りかざしすぎても、なんですが…
私の知人の子供に、「きらら」ちゃんという子がいます。
最初に名前を聞いた時は驚きました。
今、人としてもっとも大切な
挨拶がきちんとできる女性に成長しています。
笑顔がきらきらと輝いて、
名前の通りステキな女性に成長しています。
良い名前だなと感じています。
森鴎外のご子息の名前、当時も斬新だったと思います。
於菟(おと)、茉莉(まり)、杏奴(あんぬ)、類(るい)
それぞれが医者、作家として立派な社会人に成長しました。
現代は、個性が尊ばれる時代、名前も多様化していています。
保育園や、小学校の連絡網、子供の名前の半数以上が判読できません。
DQNネームという言葉があることを知っています。
また名前によって就職差別が起こっていることも知っています。
大切なことは、名づけるにあたっての親の想い、
社会生活を営む親の態度なのかなと感じています。
わが子は特別であってほしい。
他の子供よりも優秀な子供であってほしい。
これが、近年の競争化社会の親の総意だと考えています。
普通ではダメ。人と違った珍しいこと、個性的なことをさせたい。
特別な教育を施したい。最新の流行を取り入れたい。
この感情は、親として理解できます。
私自身、浮き足立つ心を抑えるのにやっきとなります。
両足を地面につける必要があると感じています。
普通のこと、当たり前のこと、
過去から脈々と続く先人たちが培ってきた経験、
受け継いできた知恵が、どれほど大切なことなのか
しっかり認識する必要があると考えています。
基本的なこと、伝統、風習、
ついつい見逃されがちになってしまいます。
諸先輩方の言葉に耳を傾け、知恵を学び、
着実に歩みたいと思っています。
いつの日か大人になった娘に
「ステキな名前を授けてくれてありがとう。」
そう言ってもらえることが、私の目標です。
そんな日、来ないかっ^^
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