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そうだ、私は晩ご飯を作らなきゃ…死の間際に作るチャーハン




母ちゃん、しっかりしろ!!死んじゃだめだ!!オレたちはどうなる!!
眠っちゃだめだ!!何か考えろ!!何かしゃべれ!!歌をうたえ!!
何でもいい!!何かしろ!!そうだメシを作れ!!母ちゃん、晩飯の仕度だ!!




家族を想う妻の心が死をも超越した凄まじいシーン。
お前らも食え!!母ちゃんが作った最後のご飯だ!!温かいうちに食べろ!!


ご覧になられた方誰もが、感情が想いが、
溢れ出てくるのではないでしょうか。


動画は、1985年の邦画『タンポポ』伊丹十三(監督・脚本)
流行らないラーメン屋を立て直すコメディ物語。


劇中に、その他13話のデフォルメされた食に関するエピソードが、
オムニバス形式で盛り込まれています。
「危篤の妻にチャーハンを作らせる男」もその中の1つ。
シュールな笑いを持つことが特徴。


食をテーマにした映画。
伊丹十三監督は、テーマを掘り下げ、
様々な角度からそれを観客に提示します。


伊丹十三ファンにとって、
忘れられない1本だと思います。



PS. 劇中もっとも強烈な印象を与えたエピソードは、
白服の男と情婦が、生卵を割らずに何度も口移しするシーン。
私のトラウマになっています(笑)
あんな濃厚なシーン、他に知りません(*/∇\*)


アメブロ「木漏れ日のさす時間☆」 久しぶりに更新しました(*>∀<*)ノ
よろしければ参照お願いします☆ → 畳の上の水練 & 無上の雨
また最近、アメブロの「なう」を活用、
今夜の晩酌など、呟いて楽しんでいます^^



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コメント
4143: by ゆりママ on 2013/09/02 at 20:02:28

私も伊丹十三監督の食へのこだわり♡大好きです。

(あれは何って言う食べ物なのでしょうか?)

歯のない入れ歯の白髪の老人が、中華料理をたくさん注文して食べるのですが
生春巻きみたいな、(でも決して生春巻きではないのですが、、)
フワンフワンの柔らかそうな皮の、春まき系餃子系薄皮の物♡

なんだかわからないのですが、食べたいです♡


最後チャーハンのシーン 知ってます。

私は、最初 これを見て怒れてしまったのですが、
お母さんは、家族のためになら頑張れる!!んですね。

そう思えるようになったのは、二回目に見た時でした。

伊丹監督は、ほのぼのした映画をたくさん作ったのに
最後は自殺をされて 本当に残念でした。

※これは、実話なのですが、熱が38.5°の奥さんに
(支えててあげるから、ご飯作って!)と言った
旦那さんがいたそうです。(*´з`)


生卵の口移しのシーンは、全然記憶にないのですが、、、、。
生卵が嫌いな私は、そのトロトロさに記憶から消したのかもしれません。

ぶどうさんは、いっつも奥様と卵の口移しされると聞きました♡
熱々で、目玉焼きが出来るんですよね。

朝は、いつも 目玉焼き♡
お皿がいらなくて いいですよね♡(#^.^#)

4144: by ♪ねこ♪ on 2013/09/02 at 20:41:58

『たんぽぽ』と聞いて、瞬時に思い出したのが、
その、生卵のシーンでした。
・・・というか、今でもそのシーンしか覚えがありません。
まだ若かりし頃でしたので、そのシーンをとてもおぞましく感じて、
瞬時にテレビを消し、それから『たんぽぽ』だけは見ていません。
他の作品はいくつも見ているのに(笑)
全くもって、トラウマです。

チャーハンのシーン、動画を拝見しましたが、
全く覚えがありません。私、見たのかなぁ?
使命感というのは、すごいものですよね。

私のお世話になった方で、長いこと
県立高校の校長先生をなさっていた方がいました。
退職後、再就職なさった先で 60代で癌を患い、
入院なさいました。
進行がとてもはやくて、入院してすぐの秋に病室へ伺ったときには、
もう見る影もなく痩せていて、
ご家族からは「もう長くない」とうかがいました。
でも、その方は春まで頑張りとおし、3月31日に旅立たれました。

私の15年近く前に亡くなった祖父も、教員でした。
春分の日に脳梗塞で倒れ、10日間ほど入院しましたが、
やはり、3月31日に旅立ちました。

偶然かもしれないけれど、年度末まで頑張っちゃうなんて、
「二人とも、最後まで先生だったんだなぁ・・・」って思いました。

私も、自分の使命は全うしてから息絶えたいなぁ。
旅立つ直前まで、台所に立つのは、ちょっとイヤですが(笑)

4145:ゆりママさま★♪ねこ♪さま by パンとぶどう酒 on 2013/09/03 at 14:27:10

★ゆりママさん★♪ねこ♪さんへの返信です★
その他エピソードをWikiから拾ってきました。

白服の男とその情婦。(3話)
・生卵を割らずに何回も口移しでやりとりするような濃厚な場面も展開される。
・男にカキを食べさせる若い海女。
・男は最後に何の説明もないまま射殺される。
(死の間際、情婦に猪を狩って山芋の詰まった腸を食べる話をする)。

・ラーメンの正しい食べ方をガンに教示する老人(先生)。
(東海林さだおのエッセイをかなり忠実に映像化)
・スパゲッティの食べ方を教えるマナー教室の先生とマナーを無視する外国人。
・フランス料理に詳しい空気の読めない新米サラリーマンとフランス語の読めない重役。
・細長い乞食が子供(ターボー)にオムライスを作ってあげるホームレス
(チキンライスに半熟オムレツを乗せて切り開く、いわゆるタンポポオムライス)。
・歯の痛い男。
・親に自然食以外を摂る事を禁じられた子供。
・店中の品物の感触を楽しむ老婆とその店の店長。
・大学教授になり済ましたスリに北京ダックを食べさせる詐欺師。
・危篤の妻にチャーハンを作らせる男。
・ラストは生まれて最初の食事である授乳のシーンで終わる。


「たんぽぽ」は「お葬式」の次の伊丹作品。
公開時に劇場で鑑賞しました。
「危篤の妻にチャーハンを作らせる男」のシーン。
妻:三田和代が起き上がって、チャーハンを作り出したシーン。
『うそ~、マジっ!!』観客みなで爆笑しながら観た記憶があります。
夫:井川比佐志と三田和代。素晴らしい俳優ですよね。
1つ1つの台詞や目の動き、表情、これぞプロだと思います。

このシーン、ゆりママさんが最初に怒りを覚えた。
♪ねこ♪さんの記憶に残っていない。
分かるような気がします。
私は、レンタルや地上波でも見ました。
何年かして、(何度も鑑賞して)真価に気付いたように思います。
(これは全てのエピソードについてもいえます。)

映画の内容について。
「たんぽぽ」は10年以上観ていません(汗)
細かい箇所は、忘れていると思います。
今回の記事を作ったきっかけは、私のエントリー「仰げば尊し」。
「仰げば尊し」から私が連想した映画が、
「二十四の瞳」と「たんぽぽ」でした。
それで「たんぽぽ」をこちらの記事に回しました。

生卵の口移しのシーン。
性欲と食欲。相通じるものがあるという伊丹十三のメッセージなのでしょうか…
♪ねこ♪さんも私もトラウマになるほど、強烈な印象を抱いているのですが、
ゆりママさんはそうではないのですよね。
記憶にも残らず、ジョークがいえるくらい平気だったのでしょうね。
ゆりママさん、卵の口移し、慣れていらっしゃったのですね^^
普段から、旦那さまに口移しで、ご飯を食べさせていらっしゃるんでしたね。
(レンタルして映画観てください♪)

劇中でオムライスを作るシーンがありました。
この映画の影響で当時、フライパンを手でとんとんして作る、流行ましたよね。

PS. ゆりママさん、♪ねこ♪さんに対抗して、
何かエピソードを披露しょうと考えたのですが、
思いつきませんでした(泣)

人生の最終幕、誰かの役に立ちながら死ねたらいいな、
ふと思いました。
コメントどうもありがとうございました。


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