少年の頃に愛した本のお話
娘について > 娘と鑑賞する絵本や動画 - 2011年11月02日 (水)
今回は楳図かずお「漂流教室」を連想するようなテーマですね。
本が好きな方なら、喜国雅彦「本棚探偵の回想」の中の一編、
『漂流学校』(漂流教室のパロディ)連想されたかも。
私は今からタイムカプセル埋めるというより開く年齢。
子供の頃に埋めたタイムカプセルを今開くという事で、
話を進めさせて頂きます。
あります!!今、猛烈に開きたいタイムカプセル!!
ジョン・バッカン「魔法のつえ」
講談社少年少女文庫1972年刊(ジョン・バカンという表記もある)
もう長い年月読んでませんが、何度も読んだので粗筋話せます。
ある少年がふとしたことから、一人の謎の老人と知り合い、
一本の杖を手に入れます。
その杖は、杖を回し、行きたい場所を念じると、
一瞬でその場所へ行ける「魔法の杖」だったのです。
少年は世界中を駆回り、幽閉された王子を助けたり、
悪党たちと大立ち回りを演じたりの大活躍。
3回ほど使ったところで、魔法の杖には2種類あることが
分かってきます。
「めぐみのつえ」と「むすびのつえ」です。
それぞれ性質が全く違います。
自らの楽しみのために使う杖。
世のため人のために使う杖。
そして、そのつえに見合った使い方をしないと
その杖は消えてなくなる、ということ。
少年は考えます。
魔法の杖を手に入れてからのことを振り返ります。
自分のためとも取れるし、人のためとも取れる
使い方をしてきたことに気付きます。
そして自分の持ってる杖が「めぐみのつえ」か、
「むすびのつえ」か迷います。
あらすじはここまでにします。
この本はヤフオクで年に1度くらい見かけるように思います。
毎回見逃してますが、1度競り負けたこともあります。
私の見積もり金額では1500円前後。(昔のまんだらけの買取金額900円)
またネットで情報を集めてる時、
この本の別版を60年探してようやく見つける事が出来た。
そのような方がいらして、共感したこともあります。
(「講談社世界名作童話2」1941年刊
“挿絵:黒崎義介”で読まれたようです)
参考までに、藤子・F・不二雄氏が、
子供の頃に夢中になって読んだ本であり、
ドラえもんの原点ともいえる作品です。
手に入れるのが大変そうに聞こえます。
実はそうでもありません。読むだけなら簡単です。
この本は私の住む県の図書館にはありませんが、
隣の県にはあります。
図書館横断検索で探せば見つかります。
予約して2週間から1ヶ月待てば読めます。
また大きな児童図書館でも閲覧は可能です。
私はこの本を手元に置きたいのです。
もしこの本がタイムカプセルから出てきたら、
私は本を愛でて頬ずりし、そして挿絵を見て涙を流すでしょう。
2才の娘が絵本を抱えてこちらへやって来ます。
娘もいつか自分にとっての、かけがえのない本と出合えたらいいな。
そんなことを思いながら終わりにします。
本が好きな方なら、喜国雅彦「本棚探偵の回想」の中の一編、
『漂流学校』(漂流教室のパロディ)連想されたかも。
第1308回FC2トラックバックテーマ
「タイムカプセルに未来の自分への贈り物を入れるなら何を入れる?」
私は今からタイムカプセル埋めるというより開く年齢。
子供の頃に埋めたタイムカプセルを今開くという事で、
話を進めさせて頂きます。
あります!!今、猛烈に開きたいタイムカプセル!!
ジョン・バッカン「魔法のつえ」
講談社少年少女文庫1972年刊(ジョン・バカンという表記もある)
もう長い年月読んでませんが、何度も読んだので粗筋話せます。
ある少年がふとしたことから、一人の謎の老人と知り合い、
一本の杖を手に入れます。
その杖は、杖を回し、行きたい場所を念じると、
一瞬でその場所へ行ける「魔法の杖」だったのです。
少年は世界中を駆回り、幽閉された王子を助けたり、
悪党たちと大立ち回りを演じたりの大活躍。
3回ほど使ったところで、魔法の杖には2種類あることが
分かってきます。
「めぐみのつえ」と「むすびのつえ」です。
それぞれ性質が全く違います。
自らの楽しみのために使う杖。
世のため人のために使う杖。
そして、そのつえに見合った使い方をしないと
その杖は消えてなくなる、ということ。
少年は考えます。
魔法の杖を手に入れてからのことを振り返ります。
自分のためとも取れるし、人のためとも取れる
使い方をしてきたことに気付きます。
そして自分の持ってる杖が「めぐみのつえ」か、
「むすびのつえ」か迷います。
あらすじはここまでにします。
この本はヤフオクで年に1度くらい見かけるように思います。
毎回見逃してますが、1度競り負けたこともあります。
私の見積もり金額では1500円前後。(昔のまんだらけの買取金額900円)
またネットで情報を集めてる時、
この本の別版を60年探してようやく見つける事が出来た。
そのような方がいらして、共感したこともあります。
(「講談社世界名作童話2」1941年刊
“挿絵:黒崎義介”で読まれたようです)
参考までに、藤子・F・不二雄氏が、
子供の頃に夢中になって読んだ本であり、
ドラえもんの原点ともいえる作品です。
手に入れるのが大変そうに聞こえます。
実はそうでもありません。読むだけなら簡単です。
この本は私の住む県の図書館にはありませんが、
隣の県にはあります。
図書館横断検索で探せば見つかります。
予約して2週間から1ヶ月待てば読めます。
また大きな児童図書館でも閲覧は可能です。
私はこの本を手元に置きたいのです。
もしこの本がタイムカプセルから出てきたら、
私は本を愛でて頬ずりし、そして挿絵を見て涙を流すでしょう。
2才の娘が絵本を抱えてこちらへやって来ます。
娘もいつか自分にとっての、かけがえのない本と出合えたらいいな。
そんなことを思いながら終わりにします。
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